美術学部卒業・大学院修了制作学内展シンボル決定

「美術学部卒業・大学院修了制作(学内)展」ポスターデザインコンペの受賞者が決定しました。タイ出身の留学生で大学院修士課程2年デザイン専攻グラフィックデザイン領域のPAKPOOM Lamoonpanさんが2年連続の受賞を果たしました。ポスター、目録表紙、案内状、本学WEB Site等でお目見えします。
今回のデザインは「卒業」をテーマに、セレブレーションをイメージして制作。多摩美のなかにあるさまざまな分野の個性が一斉に世に巣立ち広がっていく様子を華やかに表現したそうです。自身の修了制作と論文執筆に苦労する中、平行して1週間かけて制作された作品です。
PAKPOOMさんは高校時代に雑誌デザインに興味を持ち、シルパコーン大学に入学。4年間広告デザインを勉強したのち、念願の雑誌デザインの仕事に就きました。その後、プロダクト製作会社で広告デザインの仕事を経て、いざ仲間と独立しようとした際、「自分にはまだ足りない部分があるのでは…」と感じ、留学を決めたそうです。大学時代図書館に所蔵されていた日本の雑誌デザインに魅了され毎年旅行に訪れていたことがきっかけとなり、日本への留学を決意。来日後2年間語学学校で猛勉強の末、多摩美への入学を果たしました。「多摩美を選んだのは、卒業生がかっこいい仕事をしているから、自分もこうなりたいと思ったんです」とのこと。
受賞式にて(左:清田義英学長、中央:PAKPOOM Lamoonpanさん、右:木嶋正吾学生部長)
入学後の印象は?と尋ねると、「多摩美の学生はとにかくレベルが高い。エネルギーと才能をもった学生が多い。特に学部生のパワーはすごい!」と大絶賛でした。「とてもおもしろくて学部からもう一度入りたい。タイの大学ではありえなかった。多摩美にはリミットがない。やりたいという意欲があれば、設備も、指導者も、充実していて、何でもできるすばらしい環境がある。多摩美でのリミットは自分だけ。自身でやりたいという積極的な意欲を持てるか、自分の中のアイデアの限界…環境のリミットがない分それが苦しくなることもあるけれど、そんな多摩美はすごいところだと思います。」と、素敵な言葉をくれました。
卒業後は帰国して、多摩美での経験を活かしデザインの仕事を再開するつもりだそうです。
「タイでも昔よりデザイナーが増えてきています。大丈夫かなと不安もあるけれど頑張ります」
「留学は言葉も大変だし、お金も大変。大変づくしだったけれど、とてもいい経験ができた。受賞して多摩美の代表として自分の作品が使われるのはとても嬉しい。賞金も本当に助かる(笑)。ちょうど忙しい時期で、制作期間も短いけれど、みなさんもぜひ今から来年のものを制作して応募するといいと思います。」とアドバイスをくれました。「学部生がもっと応募していたら、自分は選ばれなかったと思うから…」と本当に謙虚に語ってくれました。
みなさんも、ぜひ来年チャレンジしてみてはいかがでしょう?
ポスター展の募集要項はこちらをご参照くださいね。